わたしを無視することは
ずっとずっと続いた。

いわゆる イジメ。

イジメは瞬く間に広まり
男子までにも伝わって
行った。

いつも一緒に登下校していた
友達にも…。

辛い日々はまだまだ
これからだった…。

次の日も…。

「は?!
まぢで?!
アイツさぁ、可愛いからって
調子乗ってね?!」

またわたしの悪口。

これを言ったのは
由香子の彼氏。

名前は谷田 陸。

「でしょー!!
超無理っ!!
ってかウザイ!!」

(可愛いくねー。
目壊れてんぢゃね?!)

わたしは皆の白い目や
悪口を絶えてきた。

ずっとずっと、01人で…。

わたしには、もう
生きる資格ない…。

いっそのこと、
死んだ方がいいかも
知れない。

そう思っていたわたし…。

「ねー!!ねー!!
あ!!俺、茶川 りゅう!!
よろしく!!」

また…。

わたしをからかいに
来たんだ…きっと。

「あっ…。えっと、
わたし宇井川 椎名です。」

わたしはなぜか
自然とそう答えていた。