キラキラとした砂だけが残り、その砂もやがて水晶の石になった。 銃を向けられていた恵介が、体を動かして、自分を縛っていた縄をほどこうとするのを見て、私達は助かったんだと私は小さく感嘆の声をあげた。 「動くんじゃねーよ?」 (え…?)