お前のためなら死んでやる2


な、んで…

あなたたちが、いるの?

どうして、あたしの名前を…

嫌だ、今はまだ桜咲達に関わりたくないの。

あなたたちに…

涼宮、篠原。

今はあなたたちに構えるほど強くないから…


「ハル、帰ろう。」


いつまであたしは逃げ続けるんだ?

なんで?誰に怯えているの?

それでもあたしは今の状況から目を逸らした。


「優音、こいつらって…GOD「帰ろっハル!!」


あたしは怒鳴っていた。

ハルに、心配してくれてるハルに八つ当たりした。

自分の考えが分からないイラつきをハルにあてた。


「…ゴメン。ハル帰ろ?お願い。」


「わかった、行くぞ。」


あたしの気持ちを理解したのか、今は前みたいにすぐには悲しい顔をしなかったハル。

力強く肯定して、ハルがあたしを引っ張って涼宮たちの隣りを通り過ぎようとした。