な、んで…
あなたたちが、いるの?
どうして、あたしの名前を…
嫌だ、今はまだ桜咲達に関わりたくないの。
あなたたちに…
涼宮、篠原。
今はあなたたちに構えるほど強くないから…
「ハル、帰ろう。」
いつまであたしは逃げ続けるんだ?
なんで?誰に怯えているの?
それでもあたしは今の状況から目を逸らした。
「優音、こいつらって…GOD「帰ろっハル!!」
あたしは怒鳴っていた。
ハルに、心配してくれてるハルに八つ当たりした。
自分の考えが分からないイラつきをハルにあてた。
「…ゴメン。ハル帰ろ?お願い。」
「わかった、行くぞ。」
あたしの気持ちを理解したのか、今は前みたいにすぐには悲しい顔をしなかったハル。
力強く肯定して、ハルがあたしを引っ張って涼宮たちの隣りを通り過ぎようとした。

