「…ハァハァ」
どうしてあたしは桜咲をわすれられないのよ。
あたしの未来に桜咲はいらない。
「―――っ」
否定してよ。
なんで否定してくれないの?
あたしの体はなんで…
1人を愛せないのよ…
「桜咲ぃ…」
あんた一体何してんの?
なんであたしを止めなかったの?
あんたあたしの事どう思ってんの?
ねぇ、答えてよ。
知ってるんだから。
あんたがあたしの携帯に番号登録してたこと。
連絡を待ってたあたしってなんなの?
ねぇ、もうあたしに関わらないんだったら頭の中から消えてよ!
重いの。重たくて息をするのが辛い。
ハルだけでいい。
だから、あたしの中から消えてちょうだい。
お願いだから…

