お前のためなら死んでやる2


「…ハァハァ」

どうしてあたしは桜咲をわすれられないのよ。

あたしの未来に桜咲はいらない。

「―――っ」

否定してよ。

なんで否定してくれないの?

あたしの体はなんで…

1人を愛せないのよ…


「桜咲ぃ…」

あんた一体何してんの?

なんであたしを止めなかったの?

あんたあたしの事どう思ってんの?

ねぇ、答えてよ。

知ってるんだから。

あんたがあたしの携帯に番号登録してたこと。

連絡を待ってたあたしってなんなの?


ねぇ、もうあたしに関わらないんだったら頭の中から消えてよ!

重いの。重たくて息をするのが辛い。

ハルだけでいい。

だから、あたしの中から消えてちょうだい。

お願いだから…