お前のためなら死んでやる2


ハルは転校生だから先生に呼ばれた。

あたし1人教室に入る。

廊下を歩く時何人もの生徒があたしらをガン見していた。

あたしにはハルがいたから、心強かった。

今も、教室に入ると皆固まっている。

そんなにあたしは珍しいのかな?いつもいないもの同然だったくせに。

恥ずかしくも、寂しくもない。

ハルがあたしに強さをくれる。

1人でもあたしの中にハルがいてくれる。

それだけで、心強い。

ふと周りを見渡した。

純がいる。

話さなくちゃ。

もう、一緒にはいられないって。