「そういやさ、尚輝くんとどうなん?」
「あの人なんか掴めないから嫌っす」
「あはは、確かに」
「それにいつもヘラヘラしてるし」
「龍に似てるね」
「はい?!」
だって前々から思ってたんよね。
いつも笑ってるとことか。
まぁそれだけやねんけど。
「とにかく!!!マジでゆいさんに負けませんからね!!!」
「うちに勝つなんて半世紀早い」
「喧嘩は勝てないけど、応援団では勝ちます!!!」
「はいはい」
喧嘩勝てないって言ってるけど。
きっと今の龍ならうちに勝てるかもよ。
本気ならわからんけどね。
手を汚していた毎日。
返り血を浴びた私。
それが全然ない今は、また違った世界で。
私は、こっちの世界の方が好き。
また戻るなんて、想像もしてなかった。
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