私も、私も英寿くんの舎弟でいたい。

この人に出会えて、私は変われたのだから。








「ただ龍になんかされたら言えよ」


「お父さ、英寿くんありがとう」


「あ?」


「いや、なんでもないです」








そう言うと、クシャッと髪をかき乱されて。

思わず目を細め、顔を上げるといつもの英寿くん。




その表情は妖しい笑みで。

え?

妖しい笑み?










「お前こないだはよく俺に喧嘩売ったな」


「いや、あの記憶ないです」


「あ?なんて?」


「ごめんなさいすみません申し訳ありませんでした」


「喝って知ってるか?」


「はい?!」









いつもの英寿くんも好きだけど。

やっぱり優しい英寿くんの方が好きです。







ジンジンするお尻をさすりながら、私は心からそう思った。







って、大事なんちゃうんかい!!!







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