「おっしゃ!!!龍飲むぞ!!!」
「これ以上飲めないっすよ!!!」
「うっさい!!!死ぬまで飲め!!!」
「はい?!」
結局龍は私と離れ、雄大くんに拉致られて。
あーあ、バイク運転出来ひんのちゃうかな。
「ゆい」
「ん?」
「襲ったとき、悪かったな」
「あ、」
そういえば。
そんなことあったっけ。
英寿くんに拒否られたことがショックすぎて忘れてた。
き、気まずい。
「俺、結構天の邪鬼やから龍に嘘付いたけど」
「うん?」
「本間はゆいのこと好きやったんかもな」
外から漏れる月の光で、黒髪が映える。
鋭い目も、今日は柔らかで。
「でもお陰で俺じゃ無理ってわかったから」
「英寿く、」
「龍に幸せにしてもらえ、お前はずっと可愛い後輩やから」
知らなかった、英寿くんの気持ち。
何故今のタイミングで言ったか分からないけれど。
私は小さく頷いた。
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