白虎連合Ⅳ





泣きそうな顔を見たくないと思った。

辛そうな顔をしないでと思った。








違う、龍のせいちゃうよ。

うちが弱かったから。

だからそんなに自分を責めんといて。









心の中で声がする。

でも、口に出せない。










「…なんで、」


「え?」


「なんで俺だけ名字で呼ぶんすか?!」


「ちょっ…!!!」


「名前を呼んで下さいよ!!!昔みたいに!!!」


「やっ…!!!」







罵倒の後に、包まれる体。

今度は力が強くて離せない。





熱い。

頭が混乱する。






しっかりと背中に回された腕は懐かしい。

何度も守って貰った、腕。







笑い合いたい。

また皆の所に戻りたい。








どうしよう、今本気でそう思ってる。

今、名前を呼べば。













「…―龍」












何かが変わりそう。









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