「…離して!!!」
静寂な公園に響く、大きな声。
と、同時に私は白咲の腕から離れた。
今、なんか怖かった。
触れたらあかんと思った。
心臓が激しい。
触れた所が、妙に熱くて。
「…ですよね」
離れた私を見て、白咲は辛そうに笑う。
泣いてないけど、泣きそうな表情。
何も言えずに、視線を地面に変える。
今は彼の顔が見れない。
「俺がね、一番最初にゆいさんを拒否したんです」
「…え?」
「ゆいさんを信じられなくて、勝手に勘違いをして」
「……………」
「それからおかしくなった、みんなの絆が…俺がそんなんしなかったら今も普通やのに」
「白さ、」
「記憶を戻すのは俺やと思ったけど、自惚れでしたね」
何が足りない?
何をしたら記憶が戻る?
さっきより強くそう思ったのは、勘違いじゃない。
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