「はい、着きました」
「…うん」
着いた場所は、またまた公園。
けどさっきと違って、小さい。
バイクを止めて、歩き出す。
中に入ると、やっぱり小さくて。
「分かります?」
「………………」
来た記憶がない。
けど、なんやろ。
知ってる。
何が何処にあるか知ってる。
なんで?
「此処ね、俺とゆいさんが初めて会った場所なんすよ」
「…そうなん?」
「喧嘩して負けてる俺をゆいさんが助けてくれたんです」
遊具に近寄る白咲の後ろを、私も歩く。
すると白咲は急に立ち止まって。
切なそうな、痛そうな。
どちらにしても辛い表情。
そんな表情の彼に、
「俺のせいなんです」
抱き締められた。
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