、と思っている時に一瞬で思考が止まってしまった。
背後から聞こえた声が余りにも大きかったから。
怒りマークを付けながら振り向くと、やっぱり白咲。
そして私に気が付いたのか、目を見開かせて。
「あれ?ゆいさん?」
「あれ?ゆいさん?ちゃうわボケ!!!今めっちゃ大事、」
「ゆいさん俺毎日迎えに行ってたんすよ!!!休むなら休むって言って下さいよ!!!」
「おいコラ、犬ハウ」
「てかてか!!!なんで英寿さんの後ろ乗ってんすか?!」
「だああー!!!黙れアホ!!!」
最後は結局私がキレて。
てか今全員がコイツのことKYやと思ってる。
とりあえずうるさい白咲を無視し、バイクやベンツを止めて。
なんとか説明しようと思ったけれども。
「あのな龍、今ゆいが」
「あー、俺もね良い作戦考えたんすよっ」
「作戦?いや、とりあ聞け」
「てなわけで、ゆいさん行きましょー」
「はい?」
聞くどころか、白咲は私の腕を引っ張って。
更には体を掴まれてバイクに跨らさせる。
斯くして私は、
「発進しまーす!!!」
「だから龍聞けー!!!」
「下ろせー!!!」
二度目の拉致。
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