五冊目になった時。

私の羽織る服は白に変わっていた。







これは最近。

なんとなく、分かる。







沢山のバイクの先頭に立つ私。

北海道の時計台の前で、紫織と並ぶ私。

白ランを着て、楽しそうにする私。





そして何故か、白咲の隣にいる写真が多い。

それもかなりの確率で。







その写真は本当に幸せそう。












「…っ、」










ポタポタと流れるのは涙。

床に、アルバムに流れていく。







うち、今泣いてる?

有り得へん、表情無くしてんもん。








ただ勝手に涙が流れるから。

どうしたらいいか、分からん。










「ゆい、」








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