見てもいいのか、戸惑った。
だって私はアルバムを置いた記憶もない。
それどころかアルバムの存在すら知らないし。
『ゆいが記憶戻してくれたらなー』
『ゆいの中で存在しないのが辛いの!!!』
『正直、思い出して欲しいです』
思い出したいわけじゃない。
ただ、このアルバムに何が入っているか知りたいだけ。
皆が辛そうに言うから。
余りにも皆が私が思い出して欲しいなんて言うから。
、なんてこれっぽっちも思ってない。
手を伸ばし、一番端にあるアルバムを手に取る。
そしてゆっくりとアルバムを開けた。
「なに、これ」
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