白虎連合Ⅳ





いつの間にか授業は終わっていた。

本当なら今は昼休み。




グラウンドを囲むように皆、私達を見る。

けど私と紫織はそれどころじゃない。








「ちょっ…!!!」


「入学式!!!あたし最初ゆいに無視された!!!」


「落ち着けって…!!!」


「文化祭は二人でキャバ嬢の格好したやんな?!」







紫織は私を地面に倒したまま、暴れる。

私はそれを避けるので精一杯。





本当なら殴って終われる。

けど、それは何故か出来ない。





てか力強っ!!!

なにこの子!!!








「誕生日は一緒に祝ったし!!!ゆいが総長なった時あたし感動した!!!」


「分かったから、」


「修学旅行も一緒にお揃いのストラップ買ったやろ!!!」


「覚えてないって!!!」


「思い出させてんの!!!」







お互い、髪も体も砂まみれ。

周りのギャラリーも沢山増えていく。







哀しい言葉が、涙が。







私の胸に痛いぐらいに伝わった瞬間だった。









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