明らかに大きな声。
嫌みに聞こえる言葉に、そのまま無視。
「でも、」
「だって華風さん一人がよさそうやし?」
「うちら五人やし、一緒にやろってー」
一人がいいって。
うん、そうやけど。
甘ったるい声にイライラしつつ、何気なく顔を上げる。
ふと、その集団と目が合って。
「あっ、嫌、違うくて」
「は、華風さん一緒にやる…?」
私が怒ったのと勘違いしたのか、一瞬で態度を変えるギャル達。
って、やるかっつーの。
「ゆい、」
「……………」
名前を呼んだのは、紫織。
けど、私は背を向けた。
酷い言葉や行動。
それを放ってきた私は、
「ゆい!!!ペア組むで!!!」
また傷つけるのを、私は拒否している。
.

