枕を掴む手が緩む。 ただ、目を見開いた。 「え?」 だっていきなり真剣な顔をしたから。 うん、きっとそう。 「紫織さんには蓮がいますし、俺が行く必要もないですよ」 「……………」 「それに俺とゆいさんの居場所は一緒っすやん」 「な、何言って」 「俺はもう離れないっす、以前の謝罪も含めて」 もう一度、昔の私に問う。 こんな奴らに囲まれて楽しかった? 大切に思えた? 私は、 「俺、一生ゆいさんに着いていきますから」 まだ理解出来ない。 .