白虎連合Ⅳ






空気が止まる。

いや、私が止まっているだけ。







「その後す…すぐに蓮くんが来て、ゆいを総長って認められないって言ってしまって」


「………………」


「あたし達は何も聞いてあげられなかった…誰一人」


「ははっ、」


「それでゆいは走って何処かへ行って、」







事故した。






以前の私に問う。

そんなに白虎連合が大事やったんけ?



何を聞いて欲しかったか知らんけど。

車を避けたくないぐらい辛かったんけ?





頭が痛い。







「………け」


「ゆいさん?」


「出てけ!!!」








自分から聞いたくせに。

出てけ、なんて我が儘。





紫織の泣き顔を見たくない。

過去を思い出したくない。







その二つの理由で。









.