白虎連合Ⅳ






携帯を閉じ、ポケットに入れる。

心臓が有り得ないくらい早い。







さっきまで俺と話していたのに。

俺の顔を見ていたのに。




引き止めなかったから。

追いかけなかったから。









「立てや二人共!!!」


「龍、くん…?」


「ゆいさんが事故って今病院やねん!!!」


「え?」


「置いてくぞ!!!走れ!!!」







野次馬の生徒を蹴り、無理矢理道を開けて。

走り出し、校舎を後する。




バイクに跨り、鍵を差し込もうとしてもなかなか入らなくて。

後ろを見れば蓮と紫織さんもやっと校舎から出てきた所だった。








「入れやボケ…!!!」








やっと鍵が入り、エンジンを掛ける。

そして全速力で学校を後にした。









ゆいさん。





ゆいさん…!!!









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