「ゆいさん!!!何してんすか!!!」 「蓮、」 黒の特攻服を靡かせ、走ってきたのは蓮。 直ぐに紫織の上半身を抱きかかえ、私を睨んでいて。 でも私はそれどころじゃない。 最悪なことをしてしまった。 「紫織、ごめん」 「ゆ、い」 「ごめん、痛かったやんな?」 「ゆい、…一体どうしたん?」 「ごめ、ん…傷見せて」 ごめん。 ごめん。 座り込み、紫織に手を伸ばす。 でも、 「やっ…!!!」 その手は空を掴んだ。 蓮に抱き付く紫織は震えている。 私を見ない。 私が、怖い? .