「聞けや!!!」 ドンっと肩を押され、再び壁に背を打つ。 思わず眉間に皺を寄せて。 キレるな。 キレるな。 約束があるやろ。 大事な約束が。 『行事事には帰ってくるから』 『触んな』 「…あははっ」 約束? なにそれ? 親は帰って来ないし、連絡もなし。 英寿くんは触れることすら拒否した。 だったらそんな約束。 「お前ら調子乗ってんちゃうぞ」 守る必要もない。 .