二の腕を掴まれ、無理矢理立たされる。
私の背には、窓側の壁。
それを支えに立っているようなもの。
「この人本間に華風?」
「いや、そうやろっ」
「あれか、白咲と喧嘩してるから大人しいとか?」
その言葉にピクッと体が揺れる。
心が、痛くて。
あーあ、なんで弱ってるぐらいでこんなに絡まれるんやろ。
それで強くなったつもりか、あんたら。
なんて、口に出さない。
どうでもいい。
「白咲いないと、何も出来ないんすかー?」
「なら俺らが今から華風さん潰しちゃう?」
どうでもいいから、
「喧嘩したのも、華風が原因やったりしてっ」
それ以上喋んな。
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