目の前から聞こえた声。
と、共に痛む頬。
気が付けば視界には英寿で。
周りを見ても、英寿くんの部屋。
「あれ…?」
確かさっきまでワゴン車に乗ってたのに。
男達はいないし、触られた感覚もない。
頭が混乱する。
汗が、半端ない。
「悪かった」
「え?」
「襲おうとなんかして」
そうや、そうやった。
英寿くんに押し倒されて。
視線を下げれば乱れかけた服。
急いで服を直したけど。
だから怖くて、フラッシュバックなったんや。
未だに体も震えてる。
過去とは決別したはずやったのに。
やっぱり、過去は消えてくれない。
.

