去って行く龍の背中。
頭を下げる隊員達。
「どういうことなん?!」
「知らない」
「でも華風さんって…!!!」
「知らない」
「ゆい?」
全てが灰色に見える。
泣きたい、のに悲しすぎて泣けない。
拒否、された。
恐れていたことが現実になった。
「ははっ」
英寿くんは関係ないって言ってるのに。
付き合えないのは、今がお互い頭だから。
だから卒業するまで待ってって言おうとしてるのに。
誰も龍を嫌いなんて言ってないのに。
「聞いてって、言ったやん」
龍は聞くこともなく。
華風さんっ、て呼んだ。
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