見開いた目に写るもの。 金髪に、着崩した制服。 変わらない笑顔と共に、白虎隊員と歩いているのは。 「学校、来たんや」 「そんなん言ってる場合ちゃうやろっ?」 「あ、うん、ちょっと待って」 心臓がドクン、と高鳴る。 冷や汗が溢れ出して。 どうしよう。 どうしよう。 龍がこっちに気付いてるか分からない。 紫織の言う通り、そんな場合ちゃうねんけれど。 「紫織、どうしよ」 足が動かない。 いや、体も。 龍に話さなきゃ。 ちゃんと伝えなきゃ。 「ゆい、」 また拒否られたら、怖い。 .