「え?」
蓮からの言葉に、思わず階段を上がる足が止まる。
振り向くと、蓮はキョトンとしたままで。
学校、来ない?
「なん、で?」
「知らないっす、理由聞いても教えてくれないですし」
「……………」
「しかもずっと布団から出てこないんすよ?」
「りゅ、」
「ゆいさんは何か知ってます?」
お手上げ、と言った蓮と頭を傾げる紫織。
ただ私だけが動きが止まって。
知ってる。
知ってるけど。
絶対昨日のことが原因で。
やっぱり龍は私に会いたくないってこと。
「…知らない」
ついた嘘はとても虚しい。
でも、今はそれしか出来ない。
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