「ゆい?!灰になってんで?!」
「いやいや、気のせい気のせい」
「負のオーラも出てる!!!」
明らかにテンションが下がった私を見て、紫織と蓮は焦るばかり。
そんな中、私はチラッと蓮を見て。
蓮って確か、龍と一緒に北区のマンションに住んでるんやっけ。
もしかしたら龍から話聞いてるかもしれへんやんな。
「ん?なんすか?」
「あの、龍は?」
「龍?今も寝てましたよ?」
「そっか、」
昨日に引き続き、蓮からの有力情報。
よかった、拒否られたわけちゃうんや。
寝坊やったら迎え来なくても、安心出来る。
電源切れてたのはちょっと気になるけど。
「なんか、当分学校行かないって言ってました」
.