「誰がいいかな……」


しばらく悩んだあと
ひらめいたように話す。


「あぁ!この間
知り合ったばっかだけど
面白いやついるから
ちょっと呼んでみるよ」



さっそく電話する和也君。




相手はワンコールで
出たらしく
盛り上がってる声が
携帯から漏れて聞こえる。


声からすると………男。









ぅーん…
あたしは正直いらない。

今のめんつで十分楽しいしね。


上手く断られて、
女の子を誘ってくれないかな…


なんて密かに考えてると

和也君が電話を切った。




「ねぇ!なんだって?♪」


テンションが
上がりかけてる彩さんに対し
和也君は満面の笑みで

「来るってさ!」と


ピース











ぇー……………帰ろうかな、


















「やった!楽しくなるね♪」

と彩さん。


「気まずくないかな…」

と千晶さんに


「大丈夫だよ必要以上に
絡ませないようにするから」

と、優しく答える
大柄でキリッとした
顔つきの将吾くん。


泰典君も珍しく
テンションが上がっていて


とても帰るなんて
言えない状況(-"-;)



とりあえずは
この憂鬱な気分をなおすため


「煙草買ってきます」


といったん
抜け出すことにした。