思わず抱き着いた
「愛稀…、泣いてんのか?どした?」
「うぅ〜っ…!!!!!」
「ったく…。何があったんだよ?」
優しく背中をさすりながら
そう問い掛けてくる誠也の
優しさにまた涙は溢れた
そんなあたしの泣き声を
聞いたのか未來が
玄関に顔を出した
「えっと……こんばんは…」
「こんばんは…愛稀のいとこの山下誠也です」
「どうも…稜介の彼女で愛稀の親友の未來です…」
「うわぁぁぁあんっ!!!!!」
「「………;;;;;」」
なんで呑気に
自己紹介なんて
してんのよぉぉぉう!!!!!!!
「愛稀、上がるからな?あ、おじゃまします」
「あ、どうぞどうぞ…」
誠也は泣いてるあたしを
抱っこしながら
家に上がった


