ちなみに。
家庭科部というのは、白菜の所属している部活で、調理や手芸、ビーズなどとっても女の子らしいことをする部活だった。
……って言うのはどうでも良くてっ!!あたしは一体どうすればいいのよッ!?
朋子達はいまだにこっちを睨んできている。
しかも声が丸ぎこえ。
「うざぁー。ってか、つぐみって、あーゆータイプ趣味だったんだぁー。」
「つか、マジ死ねよーって感じィ?
きっと自分の株上げたくて祐志クンにおかね渡して言ってもらったんでしょ~?」
「あははっ、それウケルぅ~。だってアイツ地味だもんねぇ?」
「そうそう!朋子より綺麗って……どこがよ!?」
「ホントだよねぇー。祐志クンきっとアイツに騙されてんだよー。」
「ヤだよねぇーそーゆー自分は凄いって見せたいやつ!!」
聞きたくなかった。
聞きたくなかった。
そんな…そんな…お金…渡してないよ?
そんなぁ…自分は凄いって見せたい訳じゃなのに……。

