最初は名前、クラス、生年月日、帰宅部への意気込みとかまともなんだが。


質問を少し公開します。


質問1
一人で1日に何回くらい……しますか?


…入部する際にいらない質問だよこれは…意味を理解したくないし……。


質問2
チェリーだよね?


…何なんだ?早くも涙が溢れそうに。


質問3
美少女好き?


…そのために転入したんだよな。


質問4
帰宅部の皆を夜飯のオカズにする予定は?


…そこまでえげつないことは、ね…まだ見たことないし。


質問5
そっち系の本何冊くらいある?3次元と2次元それぞれ書いてね?


やめてくれ……。


質問6
私達の服買う?


…いやいやいや、男です、おれ。


質問7
質問に答えてて気持ちいい?


理解不能。


……


…………


と、何か辱めを受けている気分になる素敵入部届を冷や汗かきながら完成させた。


質問にどう答えたかは秘密。


「ミィちゃん?これ書いたからお願いね」


半分に紙をたたんで開かないよう念を押して渡した。


「ありがと。じゃあ今から渡してくるね!」


えっ?


ミィちゃんはそそくさと走って教室を後にした。


素敵入部届を片手に。