そうして、おれたち帰宅部はアイス探しがてら町をぶらぶらすることにした。
「これ可愛い!!」
ミィちゃんがキャピキャピしている。
いやぁ、この姿は同学年とは思えない。
みかんちゃんには及ばないが、妹って感じ。
「みーちゃん!私も見たいですっ!」
くうちゃんも便乗している。
おれに感化されたのかミィちゃんを【みーちゃん】って呼んでる。
学校では【美南ちゃん】だったのに。
そして2人はお土産屋に入っていった。
「私たちも行くかっ」
千砂さんに言われて、残りのおれたちもお土産屋に入った。
中は思ったよりごちゃごちゃしていない。
きちんと整頓されていて、色々見やすい。
しかし……
「温泉と全く関係ないネタみたいなストラップとか多いですね…」
「だよね?私も気になってたんだあ…」
れもんさんはおれと同じことを考えてたみたいだ。
決して否定してはいない。
千砂さんもみかんちゃんだって興味津々に店内を見て回っている。
「先輩!可愛いと思いませんか?」
唐突に後ろからみかんちゃんに声をかけられた。
「ん?……………何?…………へ?」
「これ…可愛いですよね?……………ね?」
「みかん…それは……」
れもんさんまで絶句。
最早ネタ。
ネタ以外何と形容すればいいのきわからない。
温泉町のお土産としてはありえない。
あぐらをかいているお坊さんに……ネコミミ。
お坊さんの着ている服の背にはイチゴが……。
「可愛いよ?……ね、れもんさん?」
「そ…そうね?ユニークでいいと思うよっ」
「うん!!みかん、これ買う!!!」
「「!!!!!!!」」
おれとれもんさん、再び絶句。
