「それでですか…少し理解できた気がします」
うん。
妄想美少女に育ったわけですね。
そうして、妄想の一部を実現できる相手が…おれなのか。
一応年上だしな。
「このことはさっき他のみんなにも話したからっ」
「わかりました」
だからいじられなかったのか。
「みかんに懐かれてるみたいだし、よろしくね?」
「あ、はい」
色々事情を察した。
ラノベ好きなおれにとって、本音は妹的な存在…しかも美少女ときたら幸せ過ぎる。
いざとなると緊張しちゃうんだけどね。
「よーし!今日は町をぶらつくから、用意するぞー」
そう。
今日は土曜日。
温泉町をぶらぶらする日である。
そんなわけで、おれはチャチャっと用意を済ます。
みんなも用意は済んでいるようだ。
今日の朝ごはんは宿のものだ。
もはや一食で4500円並のクオリティ。
とにかく豪華だった。
………
………………
そういやおれもだけど、みんな私服だ。
天国にいるくらい素晴らしい天使、もとい美少女たち。
私服に関しては千砂さんも女の子っぽく可愛いし、みんな服が似合いすぎだ。
可愛さが際立っています。
おれ、本当幸せ。
こう考えたら、努力して努力して掴みきれないものって少ないんじゃないかな。
