そして授業終わりの…もとい千砂さんとの会話終了のチャイムが鳴る。
「よし、じゃあ遊。教室に戻れ。次の授業に遅れるぞ」
「はい。あと、色々ありがとうございます。凄い有意義でした」
「おう」
こうしておれの素敵タイムは終わった。
千砂さんはまだ帰宅部本部に残るらしいが。
「さて、行くか」
おれはとにかく教室へ向かった。
「ゆうくん、大丈夫だった?」
ミィちゃんだ。
とりあえず可愛い!!癒しの極みだ。
「うん。でも授業に出なかったのがなぁ…」
「今日は自習だったから大丈夫だよ。助かったね!」
自習?奇跡だ。
運に救われたってことか。
その後教室で授業までミィちゃんや他のクラスメイトと他愛のない会話をしていた。
最後の授業は……数学だった。
案の定、転入試験の成績のことがあったのか教師にはいじられまくった。
問題は全ておれに解かせしまいには解説をさせて…
おかげで何となくさらにクラスに馴染めた気もするんだけど。
………
………………
放課後。
おれはミィちゃんと共に帰宅部豪華本部へ向かっている。
もう内心、テンション上がりまくりで…楽しみで…
『こんにちはぁ』
おれとミィちゃんは本部へ足を踏み入れる。
「ありゃ」
「まだ誰も来てないみたい。待ってよ?」
さすがに千砂さんも放課後まで本部にこもりきりではないようだ。
