空の彼方へ2

「うわぁ…すげぇ」


リリアが大きな町にぽかんと口を開ける。


「…ついてきて下さい」


アースはリリア達を知り合いの所まで案内する。



「セラフィー、いるか?」


アースはセラフィーと言う人物がいる建物のドアを叩く。


「はい?お!アースじゃねえか!」


セラフィーと呼ばれた者は焦げ茶髪で全身すらっとしたような人物だった。歳は18歳位…。


「僕達、アモールの生き残りを倒しに旅しているんだ、だから…それについての資料を見せてくれないか?」


「別に…いいけど…なんだ?生き残りって」


「えと…お前は分かるか?今から20年前にアモールが倒されたこと」


リリアはセラフィーにアモールのことを話す。


「知ってるよ、そしてアモールの能力(ちから)を封印したとか…」


「そう、でもそいつの生き残りがまた世界を滅ぼそうとしていてな」


「…そうなのか?!」


「そうだよ」


アイリがセラフィーの前に立って言う。


「旅…かぁ…」


セラフィーは考えた…。


「あの、俺も連れて行ってくれないか?」