それからというもの、次第にグレイスに表情が無くなった。涙も出なくなった。
「………」
グレイスはもう誰も信じられなくなっていた。
そんな状態で5年が経った。この5年間、何があったのか記憶にない。
グレイスは無表情のまま自分と同じ種族の村を歩いていた。
その時、自分の目の前にひとりの少女が崖から落ちて来る。
「…誰…だ?」
でもこの少女はハゥディによく似ていたのか、その少女を見た瞬間、グレイスの心が少し和らげた感じがした。
「ここは…?」
「ラナ族の村だ」
そこからまた視界が歪む。
「………」
グレイスはもう誰も信じられなくなっていた。
そんな状態で5年が経った。この5年間、何があったのか記憶にない。
グレイスは無表情のまま自分と同じ種族の村を歩いていた。
その時、自分の目の前にひとりの少女が崖から落ちて来る。
「…誰…だ?」
でもこの少女はハゥディによく似ていたのか、その少女を見た瞬間、グレイスの心が少し和らげた感じがした。
「ここは…?」
「ラナ族の村だ」
そこからまた視界が歪む。



