空の彼方へ2

あれは…俺がまだ14歳の頃…2年前に村から出て行き、様々な町を転々としていた。


そんな時、ある町に来たことがあって…そこでハゥディと出会った。


「…ここは…王国なのか…?城がある…」


グレイスは近くのベンチに座り、町並みを見てる。


―早くここを去らないとな、俺の右腕のことがばれたらまた何か言われる―


グレイスはすぐ立ち上がろうとするといつのまに目の前に自分と同じくらいの歳の少年が立っている。


「お前、ここに来るの初めてか?だったら俺について来いよ、案内してやる」


「…え?」