気づいたら、そいつは屋上の地べたに倒れこんでいて。 私は誰かの腕に抱かれていた。 温かい、優しい感覚。 男の頬は赤く腫れていて、さっきとは信じられない程顔が青い。 「近づいてんじゃねーよ」 その声は、あまりにも低くて・・。 君の声だなんて、一瞬分からなかったよ。 よく周りをみたら、吾川先輩がピースサインをしている。 吾川先輩が、言ったんだね。 分かってたよ、君が来た時点で・・。 君の息、荒れてる・・。 探してくれてたの・・・?