北原く…つ、翼くんがイヤなことはダメ。


……彼女なら…

そのくらいしてやるさ!!!



「つ、翼くん!!」


「は？」



は!!?

は って…



「これから…よろしくお願いします!!!」



ペコッと頭を下げると、北は…つ、翼くんがフッと吹き出した。


………え？

パッと顔を上げると、ちょっとだけ和やかな表情の翼くんがいた。



「お前、名前なんだっけ？」


「ぇっ…知らなかったの!?
ハルヒ、宮下 ハルヒ!!」



ハルヒね… と、何かを考えたあと…



「…戻るか、ハルヒ。」



サラリと呼び捨てにする翼くんに、またドキッとした。




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