「いつから親友になったんだよ。」

「え?出会ったときから親友だろっ♪」



蹴られてもニコニコ出来る和基くんは、やっぱり翼くんにとって大切な存在なんだと思う。



「…はぁ。コイツはこういうヤツだから……」


「うん。なんか面白い人だね。」



呆れ果ててる翼くんに笑った。


仲良しだな…なんて、言ったら怒られるかな。



「ぁ、和基くん。遊園地のチケットありがとう!!」


「バイトしてるお店でもらったんだけど、俺には一緒に行く人もいないし…最近彼女が出来たっていう翼にあげたんだよ。

楽しんできてね?」



腰を少し折って、あたしと同じ目線になって微笑む。

翼くん…いい 親友 をもったなぁ。




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