鳥類ブースに着くと、さっき見たフラミンゴや、カラフルなオウムたちが歓迎してくれた。 可愛らしい鳴き声の大合唱。 なんだかあたしと翼くんの、二人だけの世界に来たみたいな錯覚がする。 「ぁ、可愛いー。アヒルだっ」 孔雀の前に足をとめたのは、池でパタパタと泳いでいるアヒルたちのところ。 アヒル って、可愛いよね… 「…アヒル?」 「うんっ。可愛くない?」 「……」 ニコッと笑いかけると、無言でアヒルを見つめる翼くん。 ………あ、あれ? 「翼くん、アヒル嫌い?」 「…好きではない。」 .