あの 翼くんに見つめてもらえるってことが

すごいことだってわかってるから。



あたしなんかと付き合ってくれることがびっくりなんだから…





「もう一回言ってみ?」


「ぃっ、一緒に…デートしよ?」



なんだか、いつもと違う口調に感じる翼くんにドキドキしながら

言われた通りもう一度聞いてみた。




すると………





「…仕方ない。
1日だけバイト休みにするから、その日でいいか?」




優しく、カッコよく

素敵すぎる笑顔で笑った翼くん。




いいか? なんて…

断るワケないよっ




「もちろんっ!!!
翼くん大好きーーっ!!!!」




大きく叫んで、首元に抱きついた。





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