「本物は俺だ。
だから写メじゃなくて俺を見てればいい。」
「………え?」
ドキッ と跳ねた心臓。
肩にあった翼くんの手が、頭に移動して
ゆっくりと髪を撫でる。
「……写メを見るくらいなら
俺のことを見てればいい…」
「っ……!!///」
身体中が翼くんにドキドキしてる。
優しく笑った彼を
あたしはボーッと見つめる。
写メなんかよりも何百倍も何千倍もかっこいい翼くん。
こんなに近くにいれて…
幸せだ。
「…わかったか?」
「……うん。」
近い距離から聞こえる低く少し擦れた声に
出来る限り冷静な態度で…
小さく頷いた。
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