アキは……一人で戦っていたのかな。
自分の気持ちと、ずっと、一人で………
「でもね。」
今度は、あたしが俯いていた顔を上げた。
…さっきより、晴れやかな笑顔になってる…?
「蒼多くんが、支えてくれたんだ…
『別れろよ』とか言うワケじゃないのに…すごく救われたの。」
涙で潤んだ目を細めるアキは
愛しそうに、携帯を見つめていた。
その先にいる人物が……
今、アキが大切にしたい人なんだね……?
「そっか…」
「うん。だから大丈夫。
ハルヒには……親友だからこそ、言えなかったの。
ごめんね。」
あたしたちは、またギュッと抱き締め合った。
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