君の声。






近所の公園で待ち合わせ



待ち合わせだなんて嬉しくて、不意に頬が緩んでしまう。




だって、大好きな陸ちゃんと




初めての、デート




「えへへ♪」



「何笑ってんの。」




急に声を掛けられて、振り向けば、




「陸ちゃん!」




私の大好きな、彼がいた。




陸ちゃんを見ただけでも、こんなにも心が暖かくなるの。




ねぇ、やっぱりこれって恋だよね。




陸ちゃんがこっちに寄ってきて、私は驚いた。




「‥、りく、ちゃん……?」



「ん?」




耳に、いつものイヤホンがなかったの。




理由はわからないけれど、あれは陸ちゃんにとって、大事なものでしょう?




「なんだよ。ホラ、行こうぜ。」




そう言って、私の手を取った。




わ‥




握られた手に、感覚が集まる。




きゅぅ‥、と胸が締め付けられて、




けど悲しいわけじゃなくて、




この苦しさが、今は嬉しいの。




熱くなる頬に、ヒヤリと当たる風が気持ちいい。



ねぇ、




陸ちゃん。




私はこんなにも、




あなたが好きなんです。