君の声。






「雪ちんもケナゲだよなー、さっきのお前、さすがにヒデェんじゃねぇ?」




健気くらい漢字でいってほしいものだな。




さっき…




あぁ、河内さんに挨拶した事かー‥




「そんな事よりお前、何しにきたんだよ…」



「ワーォ☆見事なスルーだね♪」



「ほっとけ。」



「はいはい、今日、体育で男子バスケだって」



「知ってるよ、何だ、そんな事か?」



「ノンノーン♪ちっがいますー☆男バスのペア組もーぜ♪」




ペアっつっても、
今日はミニゲームだろ?




まぁ、どっちにしろ……




「パス、俺授業フケるし。」



「えぇ!?進クンフられちゃったぁ!悲Pーー!!」




泣き真似をする楢橋はより一層、ウザイな。




「なにー?楢橋、藤堂にフられたのー?」




ハデな女が近づく。香水クセェ。




「そーなの♪だから慰めてよー♪俺、夜チョー寂しがり屋♪」




勝手に言ってろ、
万年発情期。




「えー♪いーよ♪今日、楢橋ん家、行くぅ♪♪」




引っかかった。




ヴヷ、
俺の前でいちゃつきやがった。ウザ