いぢわる王子様

そんなことを思っていると、すぐるの部屋についた。


その扉を開けた瞬間……。


私は目を丸くして立ち止まった。


「入れよ」


すぐるがそう言うが、足が動かない。


「これ……」


部屋の中には、一杯の、バラ――。


よく、ドラマなんかで見るようなバラで埋め尽くされた、部屋。