いぢわる王子様

「いくら他人を傷つけても、弥生さんは戻ってこないの!

いくらすぐるを他の女から守っても、弥生さんは戻ってこないの!

あなたが弥生さんのためにしていることで、今生きている人たちが泣いてるの!」


これからも続いていく『生』を、『死』が原因で苦しめちゃ、いけない……!


無理に、忘れなくていいんだよ。


ずっとずっと、心の中にいていいんだよ。


私は、清子さんを抱きしめた。


辛いなら、休んでいいんだよ。


歩き出す前に、歩ける状態であるか、ちゃんと自分が自分を見てあげなきゃ。