いぢわる王子様

「北河からのイヤガラセも、負けずに頑張ってる。

イイナズケの話しだって、聞いてるときは痛くて痛くて仕方がなかっただろう? それを乗り越えてきたんだから、自分に自信持たなきゃ」


誠先輩……。


優しい言葉に、泣きそうになる。


「……私、頑張ります」


清子さんに、ちゃんと聞かなきゃ。


そう思うと、私は勢いよく立ち上がった。


善は急げ。


それに、今すぐじゃないとまたウジウジしてしまいそうで嫌だった。


「行ってきます!」