いぢわる王子様

私まで嬉しくなって、律に抱きつく。


これで、なにもかもうまくいく。


全部、問題は片付いた。


律の事も、誠先輩の事も、すぐるの事も。


「全部……ん?」


心の中に、引っかかる。


全部じゃない……、なにか忘れてない?


なにか、ものすごく重大なこと……。


「でもさ、碧ちゃんこれから大変だね」


誠先輩が、哀れむように言う。


「へ?」


キョトンとして聞き変えす私。